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失恋直後

レズビアンのための失恋立ち直り講座*1

恋した直後の3日間

貴女はたった今、破局しました。

泣きそうになっているのでしょうか?
それとも、もう泣いているのでしょうか?
突然のことで現実を受け止められず、頭の中が真っ白でしょうか?
貴女を傷つけた相手を恨んでいるでしょうか?

辛いですね。苦しいですね。しんどいですね。

(年齢や相手の対応にもよりますが)この精神状態は3日間程続きます。
この3日間の過ごし方が、実は立ち直りにとても重要なのです。


重要なポイントは以下のとおり

1、身の安全を確保する。

2、体から出るモノはとにかく出す。

3、(可能なら)仕事、学業をサボる。

4、やりたいことをする。

上記4つが完璧にできていればいる程、立ち直りは確実に早くなります。

それでは、1項目ずつ解説を。

1、身の安全を確保する。

駅のホームがふと視界に。ふと過る死神の影。

線路に吸い込まれていくような感覚。

“恋愛なんかで自殺なんて勿体無い”

頭では分かってる。でも体が動く。線路に吸い込まれていく感覚が止まらない。

…はい、ストップ。

人間は死にたくなくても“なんとなく…”の勢いで自殺に走ることがあります。

「落ち着きましょう!」…言いたいところですが、フラれたばかりでは無理でしょうね。

しかし、そもそも落ち着かないとマトモなことを考えません。

ですので、まずは身の安全を確保してください。

何がきっかけで自殺衝動が高まるかなど分かりません。

両親と仲がいいのなら実家に帰るのも良し。

運よくカミングアウト済みの友人がいるのなら、今日だけは泊まらせてもらうも良し。



問題は、“頼れる人がいない場合”。

でも、この答えって結構簡単なんです。


今から3日間だけ、

引きこもってください。

これ、本気で言っています。

フラれた帰り道にコンビニでもスーパーでも寄り道し、ご自分のお好きなモノだけを買ってください。

料理が苦手なビアンは、カップラーメンでもいいですね。とにかく、貴女が想像する引きこもりが食べている物を買ってください。

買えるだけの食事とお菓子…とにかく好きなモノを買い物カゴに詰めましょう。


2、体から出るモノはとにかく出す。

今、貴女がいる場所が、貴女の安全地帯です。

安心して落ち込んでください。

コンビニとスーパーに行ったビアンは、よく頑張りました。もう泣いていいです。

倫理と法律に抵触しない限り、何をしてもいいです。

…まぁ、恐らくそんなエネルギーもないでしょうけど。

汗も、尿も、便も、涙も、恨み言も…体から出てくるものは全部出して、出し切ってください。

恨んでもいいですし、泣き叫んでもいいです。
相手を罵ってもいいですし、自分を責めてもいいです。
Twitterの裏垢に鬱ツイート連発してもいいですし。
Amazonで藁人形注文しても良いですよ。
元カノからのプレゼントを壁に投げつけても良いです。

当たり前の話ですが、涙が枯れることはありません。

恨みも尽きることはありません。

どうぞ、安心して落ち込んでください。この3日間では元気になる必要は全くありません。

“同じ恋はできない”
ってどっかの少女漫画に描いてあったとおり。
どうぞ、悲しんであげてください。
もう同じ涙は流せないのです。


3、(可能なら)仕事、学業をサボる。

本当に可能なら…で構わないのですが、仕事や学業が上記の3日間にある場合。



今すぐ有給届!(学生ならサボり!)

有給の取り方については各会社の雰囲気もあるので、ここで言えることはありませんが、ROKUJOでしたら当日朝に会社に電話して「すいません、昨夜から体調悪くて…」と仮病します。

失恋は心の傷です。

目に見える怪我なら休んでいいのに、心の傷は休んじゃいけないの?…と思うようにしてください。

メンタルぼろぼろの状態で職場に行ったところで、どれ程の仕事をこなせるのでしょう?

逆に、迷惑だったりします。
(ちなみにROKUJOの場合。失恋翌日に出勤し、自分では気づかなかったけど随分ひどい放心状態だったようで、正午くらいにいつも厳しい上司から「ろ、ろ、ROKUJOさん、、き、今日は体調悪そうだから帰りたまえ。ってか帰ってお願いだから!!!汗」と言われたことがあります。後日、その日やった仕事内容を見直したら、ありえないミスしてた…)


しかし、どうしても休めない場合は…もう、腹を決めてください。

その代わり、仕事が終わったらさっさと帰宅して引きこもり生活を続けてください。


4、やりたいことをする。

逆に言えば、“やりたくないことはやらない”でください。これも勿論、出来る範囲で構いません。

引きこもり生活も3日間続けると、最終日には何かやりたいと思うことが浮かんでくることがあります。

「近所の定食屋の〇〇が食べたい…」
→よし、この3日間が終了したら即行きましょう。

「友達の〇〇ちゃんに会いたい」
→いまの内にアポをとっておきましょう。

なにも浮かばなかった…というビアンも大丈夫。

そのまま安心して3日間引きこもりましょう。


最後に

私の友人は
「フラれたら次っすよ!次!」
とさっさとマッチングアプリをインストールしていました。


失恋直後の行動に正解や不正解などはありませんが、自分に合った行動をした方が良いと思います。

上記はあくまで、参考までに。

“引きこもり”というワードは悪い意味で使用されていますが、私にとって、引きこもりは“自衛”なんです。

“命を守る行動”なんです。

心のエネルギーが無くなったから、補充するんです。

しかも、長い人生の中のたった3日間で。


失恋は大きな傷です。重症です。なんなら瀕死です。

まずは3日間。しっかり引きこもりましょう。


(続き)レズビアンのための失恋立ち直り講座*2



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