台風編
想定例
私は地味で典型的な陰キャなレズビアン。男性恐怖アリ。彼女ナシ。一人暮らし。乗用車ナシ。
明日夜に大型台風の直撃が予想される。
住んでいるアパートが『土砂災害警戒区域(後で説明する)』に指定されているので、場合によっては避難所で1泊する必要があるかもしれない。
猫を1匹飼育している。
前日までにやること
・ハザードマップの確認
ハザードマップとは、
「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」とされている。防災マップ、被害予測図、被害想定図、アボイド(回避)マップ、リスクマップなどと呼ばれているものもある。
(参照)国土地理院 ハザードマップとは
『〇〇(貴女が住んでいる市町村名)市 ハザードマップ』で検索すれば、たいていの市町村はホームページ上に掲載している(掲載されていなかったら、役所にもらいにいこう)。
ダウンロードし、自分の住んでいる場所が土砂災害警戒区域等の被災想定区域に該当していないかを確認すること。
何らかの被災想定区域に該当していたら、避難するタイミングを早める必要がある。
また、被災想定区域にしていされていなかったとしても、避難所にいくことを想定した準備をしておくこと。
・避難所の確認
大型台風であれば、たいていの市町村は前日夕方までにはホームページにて避難所情報を掲載する。
必ず前日に一度目をとおして、近所の避難所を確認すること。地図もダウンロードするか、頭に入れておくこと。
何故当日じゃないのか?それには理由がある。
ROKUJOが避難所の対応をした大型台風の際、当日夕方(だいぶ台風が接近してから)になってから不安になった住民たちが挙ってホームページを閲覧し、アクセス集中でページが1時間近く見られなくなってしまったことがあるからだ。
また、念のためではあるが、避難所の候補を2つ3つ頭に入れておいた方が良い。
避難所が満員になってしまっていたり、食料が届かないこともあるからだ。
なお、避難所は地元の小・中学校や公民館に開設されることが多い。
避難所=学校の体育館というイメージがあるが、実は、小・中学校では開設せず、公民館のみに開設されることもある。
必ずホームページで確認の上で家を出ること。
・避難所にある物資の確認
お住まいの市町村によって、避難所に備蓄している物資が異なる(ROKUJOの時は貸出用の毛布のみだった)。
レズビアンの女性1人で避難するならば、荷物を最小限にしていきたい。
男性と違い体力的な問題があり、重い物は運べないからだ。
何を持って避難すればいいのか分からないのなら、避難所には何があって、何を貸してくれるのかだけでも、前日までに避難予定の避難所に電話で問い合わせてみると良い。
開設予定の避難所に電話がなかったり、担当職員がいなかった場合は、
『〇〇(貴女が住んでいる市町村名)市 危機管理』で検索すれば、たいていの市町村は防災担当の連絡先を掲載しているので、そこに電話をしてみよう。
・避難の際に持ち出す物をまとめる
荷物をまとめよう。
停電と断水なし、毛布のみ貸し出しがあると仮定した場合、以下のとおり。
【必須】
・現金
・スマホ、タブレット等
・スマホの充電器もしくはモバイルバッテリー(持ち運び用の充電器)
・テーブルタップ(延長コードでも良い)
・1、2日分の着替え(移動時に雨に濡れるので、かさばらない程度に多めが良い)
・2食分の食糧(非常食でなくても良い)
・飲み物(理想は2Lのペットボトルだが、最低500mlのペットボトルでも可)
【あると便利】
・音楽プレーヤー&イヤホン(スマホで代用でも良い)
・耳栓(イヤホンで代用でも良い)
・アイマスク
・汗拭きシート(避難所には入浴施設はないので、持っておくと安心)
・スリッパ(サンダルでも良い)
・ビニール袋(濡れた物を入れたりするのに便利。使用済みのレジ袋で良い)
・ゲームや本など、暇をつぶせるもの(かさばらない程度に)
・防犯ブザー(何故かは後ほど説明)
必須の物と、あると便利な物は以上のとおり。
あとは、各自の判断でお願いしたい。
なお、参照として気象庁がまとめた非常持ち出し品リストのURLを下記に記載しておく。
(参照)気象庁 自分で行う災害への備え
ここまで準備が出来れば完璧だが、女性1人で避難する場合は難しいだろう。
最後に
前日までにここまで準備できていれば大丈夫。
あとは天気予報をチェックし、明日の何時位に台風が接近するのかを確認すること。
また、いつでもすぐ動けるように食事と睡眠はとっておくこと。また、入浴もしておくと良い。
なお、ペットの避難については後ほど説明する。
ペットと避難することになった場合、ペットの分の荷物が持ち物にプラスされる。そのことだけ認識しておいてもらいたい。