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レズビアンのための失恋立ち直り講座*3

恋してから1週間から1ヶ月


失恋してから1週間。

まだ、一週間なのか、もう一週間なのか。

貴女はどう感じているのでしょうか?

(参考)レズビアンのための失恋立ち直り講座*2


さて、そろそろ貴女は完璧とは言えないが、“普通”の生活を取り戻してきたのではないだろうか。

しかし、怒りや悲しみは少しづつ薄くなったものの、やっぱりまだ思い出すと胸がチリチリ痛むだろう。

世間一般で言う男女の失恋であれば、友達に愚痴って慰めてもらえる。一緒に泣いてくれる。でも、私たちはそうじゃない。

運よく、カミングアウトできる存在が近くにいたら、それはとてもラッキーなこと。

そうとも限らないし、その友人に24時間ずっと貴女の傍に居てもらうわけにもいかない。


これは貴女の人生だ。

貴女が主役の人生だ。貴女が生きていかなくてはならない。

スポットライトはいつも自分だけを照らしている。人生を続けよう。


1週間から1ヶ月で重要なポイントは以下のとおり。

1、何もなかった人生より、何かがあった人生の方が良い。

2、新しい習慣をはじめてみる。

これまでしっかり悲しむことができた貴女なら、この先も大丈夫。

未来に歩いていくきっかけを作る時期だ。

一つずつ解説していこう。


1、何もなかった人生より、何かがあった人生の方が良い。

誰かを愛した。

誰かに愛された。

幸せな時間をもらった。

一生添い遂げることはできなかったけれど、

(そもそも、付き合うこともできなかったのかもしれないけれど)

人生にその時間があったことは、貴女の財産と思って良い。

誰も愛さず、誰にも愛されず、一生を終える人もいる。

涙も流さず、痛みも知らず、苦しみも知らず、生きていける人もいる。

その人たちが出来なかった経験を貴女はできた。

もう貴女の人生は、何もない人生ではない。何かがあった人生だ。

まだまだ苦しいし辛いけれど、そろそろ心の中で“自分の人生に何があったのか”を整理をし始める時期だ。

きっと元カノとのことも“何もなかったこと”にはできないはず。


2、新しい習慣をはじめてみる。

(あくまで、できることからではあるが)新しい趣味をはじめてみたり、仕事で新しいことをはじめてみよう。

今までできなかったこと、やりたくても何となく踏ん切りがつかなくて出来ていなかったこと…なんでも良い。

“新しい自分”を見つけることで、気分転換にもなり、また自分の世界を広げることが出来る。

その中で未来への希望を見つけることができたら最高だ。

貯金を崩して夜間スクールに通う!…など、思い切るのも良いかもしれないが、最初は読書や軽いスポーツ、部屋の掃除などお手軽なことから始めることをおすすめしたい。
仮に「体力的についていけない…」と挫折しても、「ま、いっか!」と軽く流せるからだ。

自分を肯定的に受けとめられるようになれたら、もうほとんど失恋の傷は塞がっている。


最後に

元カノを思い出せばチリチリと心が痛む時期。

それでも、未来に歩いていこうと頑張る貴女。

もし、「誰かに頼りたい」「自分一人じゃ潰れそう」という気持ちがちょっとでもあるのなら、この人なら(ここになら)頼っても良い!と思える人や場所に頼っていこう。

TwitterなどのSNSでも良いし、勿論、心を専門としたカウンセラーでも良い。

某大手のレズビアン掲示板で失恋仲間を探しても良い。

この時期に必要なのは、新しい自分を作ることと、それを支えてくれる力だ。



『レズビアンのための失恋立ち直り講座』 次回が最後。
(続き)レズビアンのための失恋立ち直り講座*4





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