失恋してから3日から1週間
3日間、ちゃんと引きこもれましたでしょうか?
期間を決めて引きこもることで、少なくとも「涙が勝手に…」という状態ではなくなります。
「まだ悲しいし、ふとした時に幸せだった頃のことがフラッシュバックする」
「私がああすれば、こうすればよかったんだ…」
…と、悲しむビアンもいれば
「元カノのことを思い出すとムカムカしてくる!」
…と、怒れるビアンもいるでしょう。
そりゃそうでしょう。なんたってまだ3日ですから。
失恋直後は“心の危機”なんです。
激しい情緒不安定や無気力があっても仕方のないことです。
「早く立ち直って元気にならないと!」
と思うことは自由ですが、ここで頑張ってしまうと後々身体的な症状となって現れることがあります。
しっかり悲しんでおきましょう。
さて。貴女の人生は続きます。
ここからは行動の制限がなくなります。
行きたいところがあれば行って、会いたい友人がいれば会いに行ってください。
3日から1週間で重要なポイントは以下のとおり。
1、大人の人間関係で“0か100か”は殆どない。
2、その悲しみはいつか薄くなる。
上記の2つを見て
「傷心中の相手になんて無神経なことを言うんだ!」
とムッときた貴女。
分かります。私はムッとされても仕方がないことを言いました。
けれど、貴女は何故ムッときたのでしょう?
貴女は本当は、上記2つのポイントが分かっているのです。
分かっているけれど、認められないんです。
1つずつ解説していきます。
1、大人の人間関係で“0か100か”は殆どない。
「元カノが許せない!」
「私はあれもこれもしてつくしたのに!」
ごもっとも。
原因が何であれ失恋直後から少し経つと、やり場のない怒りが沸いてくるものです。
勿論、元カノにも悪い部分があるでしょう。
でもね、
そんなことをする元カノを選んだのは貴女です。
あと。
「~してやったのに!」
という認識は危険です。
例えば貴女の友人が「貴女に~してやったから、お返しに〇〇して?」と言ってきたら友情も冷めませんか?
大人の人間関係に、どっちかが100%悪いというモノは滅多にありません
(※いじめ、各種ハラスメントは除く)。
また逆に、
「私がああすれば、こうすればよかったのかな…」
「私は性格が良くないから…」
…と、自分に100%問題があった、と責めるのも違います。
2人の関係は、2人で作っていくもの。
どちらかが責められるものではないのです。
2、その悲しみはいつか薄くなる。
ふと元カノの置いていった歯ブラシが視界に入ってしまった。
元カノからもらったプレゼントが視界に入ってしまった。
悲しいですね。
捨てても良いですが、まだ無理して捨てなくてもいいですよ?
「その悲しみ、いつか薄くなりますよ」
とても冷たいことを言っているのは分かります。
今の貴女は悲しみが薄れていくことも悲しいのでしょう。
今は悲しみましょう。
けれど、人は辛いことを忘れようとする生き物。
いつかは泣き続けた記憶も消えていきます。
貴女の人生はまだ続きます。
人生が続く限り、貴女の心も変わっていきます。ずっと同じように悲しいままではいられないのです。
その事実だけ、知っておいてください。
だから、今は悲しんで良いんです。
最後に
今までの生活に戻る時期ではありますが、ふと元カノのことを思い出してしまうこともあります。
でも、無理に忘れようとするとかえって忘れられないものです。
この時期は、元カノのいない世界に慣れる時期なんです。
元カノとの別れを自分の中で受け入れる時期なんです。
もし、カミングアウト済みの友人に失恋したことを話せるのであれば、話しましょう。
「そんな友達、いない」…と思ったら、チラシの裏にぐちゃぐちゃの線でも書き殴るなど、気持ちを発散できる方法をとっていきましょう。
(続き)レズビアンのための失恋立ち直り講座*3