静かに息をする地味なレズビアンたちへ

本サイトは、居場所のない思いをしていたり、偏った情報から苦しい思いをしている…そんな、ひっそりと静かに生きている地味なレズビアンに情報や“あるあるネタ”をお届けする場所です。

堂々とカミングアウトなんてしなくて良いんです。
レズビアンだからと言って、無理してまで彼女を作らなくても良いんです。

“本当に愛する人と最期まで手を繋いでいられた”
“一人だったけど、ああ、良い人生だった”

そうやって空に旅立つ日まで、“自分は独りじゃなかった”と思えるようにこの場所をつくりました。

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地方で生きるレズビアン*はじめに

我々は、生まれる場所やセクシュアリティを選ぶことはできない。

生まれた場所、親の経済状況…貴女の運命は、貴女がこの世に産声を上げた瞬間、そのほとんどが決まってしまう。

綺麗ごとは言いたくないから言ってしまうけれど、人間は平等じゃない。全くをもって平等ではない。

私は栃木県のド田舎で生まれた。

電車も通ってない町。バスも2時間に1本あるかないか。

進学先や就職先の選択肢がそもそも少ないし、限られている。

私はそれなりの家の生まれなので、高校生位になるとお見合いの話がきた。

『〇〇さんの娘』という私のポジションは、そこそこの価値があったようだ。しらんけど。

「東京に逃げよう!」私がそう決意したのは小学6年生の冬だった。

家族との折り合いが悪かったのもあるが、何より全てが窮屈だった。

中学で自分がレズビアンだと自覚してからは、息がつまるような毎日だった。

高校を卒業して2週間もたたないうちに、私は逃げるように実家を出た。

でも。これでも私はラッキーな方なんだ。

私の小学校の頃のクラスメイトは14人いたけれど、その中で大学まで進学出来たのは私を含め2人。

そもそも大学に進学しようという選択肢すら思い浮かばないらしい。

田舎はつらい。未だに用があって実家に帰る度に物凄い疲労感だ。なんなら血便が出るレベルで疲れる。

レズビアンは都内にしかいないということはありえない。

今、この瞬間も田舎で居心地の悪さを感じつつ、何とか耐えているレズビアンが、地味なレズビアンがいるのだろう。

田舎のレズビアン、略して『田舎ビアン』の現状と、なんとか気持ちを発散できる方法があれば紹介していきたい。


【地方で生きるレズビアンシリーズ】
ネットを使わない田舎の拡散力をナメるな【地方で生きるレズビアン*1】
周囲も貴女も変わらない【地方で生きるレズビアン*2】
一人と一人の暮らし【地方で生きるレズビアン*3】

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