静かに息をする地味なレズビアンたちへ

本サイトは、居場所のない思いをしていたり、偏った情報から苦しい思いをしている…そんな、ひっそりと静かに生きている地味なレズビアンに情報や“あるあるネタ”をお届けする場所です。

堂々とカミングアウトなんてしなくて良いんです。
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“本当に愛する人と最期まで手を繋いでいられた”
“一人だったけど、ああ、良い人生だった”

そうやって空に旅立つ日まで、“自分は独りじゃなかった”と思えるようにこの場所をつくりました。

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セクシュアリティの自認と受容*2

自分のセクシュアリティを知る方法

管理人のセクシュアリティへの私見は、

セクシュアリティの自認と受容*はじめに』で述べたとおりである。

前回はセクシュアリティ診断テストをおすすめしたが、

「当たっているような気もするけど…。何となく受け入れられない…」

「納得はしたけれど、自分と同じセクシュアリティの人を知らないから、なんか寂しい…」

など、まだ不安に思ったり、実感が沸かないこともあるだろう。

また、セクシュアリティ診断テストそのものの信頼性を疑っている方もいるだろう。

そんな時は、誰かと会って話せばいい。

「その“誰か”がいないからクローゼットの中にいるんだよ!」とお思いだろう。ごもっともだ。

しかし、少々勇気がいるが、その“誰か”がいる場所がある。

『ビアンバー』だ。

【ビアンバーに通う】

地味なレズビアンの貴女はビアンバーと聞いて瞬時で「無理!」と答えを出したと思う。

気持ちは分かる。充分に分かる。

けれど、ビアンバーには様々なセクシュアリティを見てきた方がいる。

そう、マスター(店主)だ。

典型的陰キャな人見知りの貴女が足を運べそうなバーを紹介していきたい。

*Bar 空-urue-

池袋の西口から徒歩10分弱の場所にあるビアンバー。

撮影:小栗由香理  撮影者Twitter:http://twitter.com/_ogrykr


店名はurue(ウルエ)。多くの口コミで「初心者でも入れる」と評判のビアンバーだ。

貴女の恐れているような、ノリの良い音楽がガンガン鳴っているような場所では全くない。適度な音量のBGMがかかっている中で、静かに飲める場所である。

最初は勇気がいるかもしれないが、ビアンバー初心者が一人で行っても大丈夫なバーである。

勿論、常連客も多くいるが店内で幅を利かせている所など見かけたことがない。

urueは、マスターの“あやさん”と話がしたくて通う客が多い。

店のTwitterのプロフィールページに

『引きこもり歴10年の店主が8年やってる池袋初のレディースオンリーBar』(2020年5月時点)と書かれているとおり、店主の“あやさん”が自身の様々な苦悩と葛藤を乗り越えて作った店なのだ。

自身を「人見知り」と言う“あやさん”であるが、常に客の心に寄り添ってくれている印象を受ける。辛いことは一緒に怒り、嬉しいことは喜んでくれる。

勿論、セクシュアリティの相談に乗っている姿もよく見かける。

また、色々な人たちが通ってくる場所だからこそ、貴女に似たケースの客もいるかもしれない。

何回か通っているうちに客同士の交流も増えてくるので、同じセクシャルマイノリティーの友人ができることもある。

写真は某日のお通し。

いつも美味しい。

ちなみに、苦手な野菜等ある場合は抜けるものは抜いてくれる。

また、お酒が飲めない方でも、ノンアルコールやソフトドリンクのメニューが豊富なので安心して良い。

人気メニューのチーズオムレツ。

いつもケチャップで顔を描いてくれる。かわいい。

なお、月に数回ではあるが、筆者ROKUJOがタロット占いをするイベントを開催していたり、その他、落語会やオフ会も開催していたりとイベントも多くある。

「新宿二丁目はなんか怖い…」と思っている方は、池袋ならどうだろうか。

【Bar 空-urue-情報】

営業時間 平日19:00~0:30 金土祝前日19:00~1:30 日曜19:30~0:30
定休日  水曜日(変動あり)
住所   東京都豊島区池袋2-61-15 1F 池袋駅西口より徒歩6分

Bar 空-urue- ブログはここから

Bar 空-urue- Twitterはここから

最後に

最初はかなり勇気を出さないと入れない場所ではあるが、得るものは大きい。

運よく知り合いができれば、“誰かと繋がっている感”が持てる。

自身のセクシュアリティの自認や受容に、同じセクシャルマイノリティーの他者との繋がりが大きな支えになってくれることもある。

セクシュアリティの自認云々の問題だけでなく、社会に向けてカミングアウトなどしなくても、クローゼットの中にいても、ほんの少しだけ息ができる場所を探してみてほしい。それが筆者の願いだ。

なお、「ビアンバーに通う」の選択肢で「どうしてもココの雰囲気と自分は合わない…」と思ったら、他店を探せばよい。誰にでも合うビアンバーなど、ありえない。

ひとまず、今までの2つの方法を紹介させていただいたところで、このシリーズは完結することとする。

注:このページでおすすめしたいビアンバーが増えたら、追記する予定。


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