企画します。
ご協力いただけるビアンさんカップルがいらっしゃいましたらご連絡いただけると嬉しいです。
企画『幸せなビアンカップルの長期取材』
方法:
インタビュー形式1年に一度、インタビューをさせてください。このインタビューは数年続きます。長期的にインタビューすることができた何組かのカップルの話をまとめて、最終的に自費出版することが目標です。顔出し無しも可(お顔の分からない角度からの写真を撮らせていただきます)。名前は仮名でも可。同棲されていれば、その生活の部屋の写真を撮らせていただけるとありがたいですが、無理そうなら結構です。
参加条件:
・交際開始から5年経過していること
・原則、関東近郊
・大変申し訳ございませんが謝礼・交通費が出せません。ご理解ください(インタビューで使わせていただいた場所(カラオケ等)の場所代は私の方でもたせていだだきます)
どんなことを聞くの?:
なれそめ、お付き合いするまでの道のり、カミングアウトの有無、今後どんな関係を続けていきたいか、2人はどうなっていくと思うか、生活の様子、近況など
目的:
ビアンカップルがカップルを続ける為にどのような問題に直面し、どう乗り越えてきたかを継続的にみることで、他のビアンカップルの将来設計の参考になれればと思う。また、私のような独り身に「幸せになってるビアンがこの世にいる!」と希望の灯を燈せたらと思う。
連絡先(お問い合わせ・申し込み先)
ROKUJOへお願いします
メール:rokujoasahi★gmail.com ★を@にお願いします。
Twitter:https://twitter.com/yurirokujo
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数年前、長めのロープを買ってGoogle先生に「レズ風俗 池袋」と打ち込んだ時の私の人生は、確実に真っ暗だった。
ビアンの自分に、幸せなんて訪れる訳がないと思っていた。
テレビやネットでごく稀に流れてくる、同性愛で幸せになっている人は本当に特別な人で、とても遠い世界に思えた。新宿2丁目のゲイバーやビアンバーはとても怖い場所に思えた。
「居場所がない」「生きているのが怖い」「生まれてきてごめんなさい」
誰に残す訳でもなく書いた遺書は、”この世”というよく分からないバケモノに怯えた文章でいっぱいになった。
私を救ったのはレズ風俗のキャストのお姉さんだった。
泣きながら、「このままじゃだめだ」「もうちょっと生きてみよう」と思った。キャストのお姉さんにurueというビアンバーを紹介された。
「ここのマスターさんはハッキリ言う人だけど、ちゃんと話を聞いてくれる人だから!」
数週間悩んだ後、urueを訪ねた。何回も通っているうちに、たくさんの女性同士のカップルを見た。占いを始めてからは相談を受ける数も増えていった。
幸せが続いているカップルもいたし、別れてしまったカップルもいた。幸せそうなカップルを見ていると、私まで幸せな気分になった。
「結婚というゴールのない関係性を、どう2人で生きているのか」
「お婆ちゃんになっても幸せなビアンカップルが、この世界の何処かにいてほしい」
「幸せなビアンさんを見てみたい」
「せっかく私はビアンに生まれてきだんだよ?何かできること無いの?」
そんな思いが段々強くなっていった。
身を寄せ合うように暮らすビアンカップルさんたちが何に悩んで、どう乗り越えてきたのか。そして、どんなふうに生きているのか。
どうか、少しだけ教えてください。
きっとそれは、他の若いビアンカップルの心の支えになるから。
首を吊るロープの縛り方を調べていた数年前の私のような孤独な存在に「幸せは物凄く近いところにあるんだ」と思ってもらえるように。