静かに息をする地味なレズビアンたちへ

本サイトは、居場所のない思いをしていたり、偏った情報から苦しい思いをしている…そんな、ひっそりと静かに生きている地味なレズビアンに情報や“あるあるネタ”をお届けする場所です。

堂々とカミングアウトなんてしなくて良いんです。
レズビアンだからと言って、無理してまで彼女を作らなくても良いんです。

“本当に愛する人と最期まで手を繋いでいられた”
“一人だったけど、ああ、良い人生だった”

そうやって空に旅立つ日まで、“自分は独りじゃなかった”と思えるようにこの場所をつくりました。

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田舎の女性

周囲も貴女も変わらない【地方で生きるレズビアン*2】

“田舎”というものが貴女のイメージしているものよりもハードな場所であるとお分かりいただけただろうか?

“普通”の人であっても面倒事が多いというのに、レズビアンである貴女がそこで暮らすのは実にハードモードと言っても過言ではない。

周囲も貴女も変わらない

・“理解してもらう”のも“させる”のも無理

『ネットを使わない田舎の拡散力をナメるな【地方で生きるレズビアン*1】』でも記したが、田舎での“常識”がバージョンアップされることは無いと思っていた方が良い。

「女は男と結婚して家に入り、姑の言うことを聞いて家庭を支える」という常識の中で暮らしている方々にとって、『レズビアン』というモノはどんなふうにその目に映るのだろう?

「いやらしいビデオに出てくるような、頭がおかしい人だ」とでも言われ、好奇の目で見られるのがオチだろう。

けれど、彼らは彼らの“常識”の中で生きている。

今まで信じていた彼らの“常識”をバージョンアップするため、固くなった年齢の壁を打ちこわし、それまでの固い常識や価値観を崩して新しい情報を告げたところで、彼らは受け入れることが出来るだろうか。

おそらく、拒否感や嫌悪感が先に噴き出て、貴女の願っていたリアクションは得られないだろう。

“最初から期待しない”

“井戸の中のまま大海を知らないで寿命を迎えるのも一つの人生”

“知らないで済むことは、知らないままのほうが良いこともある”

そう割り切って田舎の人間関係を受け流そう。

・田舎でレズビアンであると自覚したら都会を目指せ

自らがレズビアンであると気付くのは中学生位だろうか?

「私、レズビアンかも…」

ちょっとでもそう思ったら、貴女は将来に向けて行動を始めよう。

“貴女はそこから逃げなければならない”

「…はぁ?」と思ったことだろう。

けれど私は本気だ。

もう一度言う。貴女はそこから逃げなければならない。

中学、高校…と成長するにつれ、貴女は自分のセクシュアリティが原因で肩身の狭い思いをすることになるだろう。どんどん自分に自信がなくなるだろう。

進学・就職…若いうちならば、選択肢は多い。思い切って東京・大阪と言った都会に出よう。

ビアンバーやLGBT関連のコミュニティは大体が都市に集まっている。

田舎で結婚・就職してその地域に根っこを生やしてしまう前に、都会を目指そう。

理解できない輩は、死ぬまで理解なんてできない。

貴女が田舎で孤独な戦いをする必要はない。

ましてや、田舎の常識に合わせるために自らのセクシュアリティを偽る必要は全くない。

貴女が変わる必要はない。

・貴女が変わる必要はない

何度も言う。

“貴女が変わる必要はない”

上記の言葉は、“周りに合わせてセクシュアリティを変える必要はない”という意味に受け取ってもらいたい。

LGBTへの理解は田舎も社会も法律も、全く進んではくれない。

なら、貴女も変わる必要はない。

都会まで逃げたら、安心してビアンライフを送ろう。

何も派手なことをするわけじゃない、安心してセクシュアリティについて話せるコミュニティを見つけて、カミングアウトなんてしなくてもいいが自分のままでいられる場所を探そう。

まとめ

日本人はどうしても“我慢”や“辛抱”というものを美徳としているためか、「自分が我慢すればいいんだ…」と個性や感情を押し殺してしまう。

しかし、押し殺してしまう感情の中に「自分はレズビアンだ」「とっても苦しい!」「誰かとお話ししたい!」「同じセクシュアリティの人の友達が欲しい!」という叫びが入っているのなら、それは叶えなくてはならない。

“逃げるのもまた勇気の一つ”

周囲に理解してもらおうと頑張るより、今は逃げて自分の居場所を作るのもテだ。

若きレズビアンよ、都会は楽しいぞ?


(続き)一人と一人の暮らし【地方で生きるレズビアン*3】



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